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堺市PTA協議会:平成22年度活動報告

3行詩

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平成22年度教育懇談会を開催しました

(2011.03.22) 

懇談会の記録は以下のとおりです。各学校園PTAにも配布いたします。

平成22年度 教育懇談会記録 堺市PTA協議会

と き 平成23年2月10日(木) 午後2時~午後4時
ところ 堺市役所 多目的室

目 的 堺市PTA協議会と堺市教育委員会が、未来を担う堺の子どもたちを
       とりまく課題について、ともに取り組むために、ともに語り考える。

テーマ 「食育について」
    「小中一貫教育について」 

出席者 堺市教育委員会関係者 8人
堺市PTA協議会7人 

 

◆「食育について」◆
 ~小学校の給食~


【PTA協議会】
●堺市はO-157の教訓を踏まえ、安全・安心なものの提供について、非常 に先進的な取り組みをされている。自分の子どもは、給食がおいしいと言っており安心している。しかし、O-157の14年 間の呪縛のため、前向きにおいしいものに取り組めず、何かあったら批判 されるという自己規制を感じる。とにかくすべ てを切って安全安心なものをという姿勢はわかるが、おいしいものを食べさ せようという気持ちが伝わってこない。 献立については、野菜や果物は加熱処理されており生のものがなく、うどんとパ ンの組み合わせの日があるので、生野菜を 出せとは言わないが、「和食らしい」「洋食らしい」組み合わせのものにしてほしい。
●食べ残しの状況は、どうですか?
●子どもたちに、食が体にとって大切なものであることを教えてほしい。
●堺市の給食費は非常に安く、大阪府下で32番め。安いのはありがたいが 食材の検査費用も含まれているので、食材購入費用に十分あててほしい。おいしい給 食のためには値上げについて一緒に話し合いをして納得すればできるかもしれない。 個人的に絶対値上げ反対ではない。

【教育委員会】
●堺市の小学校給食は何よりも安全重視している。O-157発生以降、 検討委員会を立<ち上げ、検証を行い、基本方針によりすべての食材を加熱調理している。 もう二度と子どもたちを苦しめてはいけない。現状においては、加熱処理は避けられない。堅持したい。
●献立内容は保護者の方のご意見も聞きながら作成し、改善を図ってきている。 残食調査は年間に数回実施し、子どもたちの嗜好等も分析して献立作成に反映している。
●堺市の給食はおいしいと思っているが、学校では給食の試食の機会を設けているので利用していただき、 ご意見は聞かせていただきたい。
●給食費は平成17年以降値上げしていない。食材の物価高騰もあるが、 米飯については回数を増やしたいと検討もしている。安易な値上げは皆さんにご負担もかけるので、 有効に活用するために食材を安価に入れる手法も引き続き検討している。

~中学校給食・ランチサポート~

【PTA協議会】
●全国的には中学校の給食があるのが当たり前。今までどうして中学校の給食がなかったのか。 大阪府が給食調理場を建てる費用の半額、1校あたり約1億円を負担してくれることになったが堺市は 政令市なので対象外。府民税を払っているのに別にされる憤りはあるが、それなら堺市はどうするのか。 代替案としてランチサポートをパイロット的にされているが、どういうものか。給食ができなくても、 ランチサポートが本当に良いものならともかく、もう少し考えないといけないと思う。中学校給食、 ランチサポートについて、実態と展望を聞きたい。

【教育委員会】
 堺市だけでなく、関西圏では、中学校給食をやっているところは少ない。詳細はつかめていないが、 おそらく財政的なものや府内でのいろいろな流れがあった。
 堺市では、従前から家庭弁当持参を基本としている。家庭弁当は、子どもたちと一緒に関われば、 親子のつながり・絆を深める効果もある。また、体格に応じて分量を調節できる良さもある。
 家庭弁当を持参できない場合の補完支援策として、 ランチサポートモデル事業を今年度5月から現在6校で実施している。 弁当会社から配達する弁当とコンビニ弁当で、手法をいろいろ工夫しながらすすめている。 1学期の利用率は低く、全体で0.56%。生徒のニーズに見合うよう、弁当の内容や申し込み方法、 価格などを検討することにより利用者は増えてきており、1校で利用率10%、数にして80個の日もある。
 生徒会からメニューのリクエストがあり、この事業の中で、自分たちの お弁当を自分たちで考えてみようという動きもあった。
 次年度は21校で実施予定。今後、より利用しやすいものになるよう検証し、ランチサポートを充実させたい。
 中学校給食を実施してほしいという意見もあるが、一方ではランチサポートも評価していただいている。 給食については、税金を投入していくうえで、慎重にならざるを得ない。今は、ランチサポートを充実させ、 子どもたちのニーズに近づけていきたい。

~家庭が協力して取り組む食育~

【PTA協議会】
●「朝ごはんを食べること」と「学力」は統計上の相関関係が高いといわれるくらい重要。
 朝ごはんは家庭側の話なので、私たちPTAも考えて、活動しなければならない。朝ごはんを食べる運動などを、 これから教育委員会と一緒にどのようにすすめていけばよいか。
●食の大切さについては、たとえば、家庭科の授業で、自分のお弁当を自分で作ったり、 夕ごはんをお母さんと一緒に作ったりして、その結果どうだったか指導していただくなど、 家庭も協力して、両方から、子どもたちの成長を支え・見守ることを考えないといけないと思う。

【教育委員会】
 朝ごはんは、堺市が平成19年に策定した「家庭での7つのやくそく」の中のひとつ。
 朝ごはんは、健康や学力にとっていろいろな効果があると思われるが、 やはり規則正しい生活習慣の確立が重要。朝ごはん抜きの子どもが朝から気分が悪くなって 保健室に行く事例があると聞いている。
「朝ごはんを食べたら成績があがる」ではない。そのようなデータはあるが、 その裏にはいろいろな要素が絡んでいる。規則正しい生活習慣の確立とともに良好な親子関係が大切。 子どもたちの居場所は家庭にあるので、良好な親子関係により、子どもたちが、 自分が見守られているという安心感を持てることが必要。

~幼稚園における食育~

【PTA協議会】
●お昼ごはんは、家庭からのお弁当持参だが、知らず知らず好き嫌いができてしまっている。 幼稚園では、季節野菜の栽培を行っているので、自分が育てたものを自分たちで調理して食べることができれば、 嫌いなものもおいしいと言って食べられると思う。栽培・収穫・調理の一連の感動を幼稚園で取り組める ように環境整備をしてほしい。

【教育委員会】
 幼稚園の環境整備は施設面や衛生管理面の問題で大変難しい。幼児期からの体験は、 1つの食事にどれだけの人がかかわっているかを知り、食べることへの感謝の気持ちを持つなど、 食育の教育効果があるが、現状では、収穫した物を持ち帰っていただき、 子どもたちが育てたものを家庭で一緒に調理して食べてもらったり、お弁当に入れたりして、 食育の一貫として活用していただいている。

*** 食育のまとめ ***
 食育に対する行政の苦労はよくわかるし、親側のいろいろな希望もがあるが、 一番に、子どもたちが、給食やランチサポートに対してどう思っているかを大事にしていただく ようお願いしました。

◆「小中一貫教育について」◆

【PTA協議会】
●堺市は、学力面や体力面で、全国平均に比べて小学生も低いが、中学生の方がより低い現状がある。 この課題について、小中一貫教育を通じて、どのような目標で取り組んでいくのか。
●小中一貫教育では、小学校と中学校をどのように結び付けるのか。中学校区に複数の 小学校がある場合はどのようにするのか。
●小学校と中学校が連携して子どもたちをみていくためには、個人情報のやりとりが必要である。 難しいとは思うが、保護者を説得して小中間で情報交換して意志疎通をしてほしい。
●小学校と中学校の先生が垣根なく柔軟に行き来して、子どもたちを9年間一緒にみてほしい。
●小学校と中学校の先生どうしの交流も大切だが小学生と中学生の交流を活発にさせてほしい。
●先生は、授業・クラブ活動に加え、卒業した生徒の世話もしてくれる場合がある。先生ばか り忙しくさせるのでなく、PTAもできることをやれればよいと思う。
●中学生になったとたんに荒れる子がいるので、一貫教育に期待している。一貫教育の中で、 先生どうし、生徒どうしの交流はもちろんだが、PTAと先生の会話が大切だと思う。そこから、 荒れた現場も減らせるのではないか。
●PTA役員は、校長や教頭と話をすることが多いが、子どもたちのことを一番知って くれている担任の先生や若い先生とも、もっと意見交換したい。私たちの子どもたちのために、 先生方への協力やサポートをしたい。PTAと学校が力を合わせてがんばりたいと考えている。

【教育委員会】
●小中一貫教育の目的は、義務教育9年間を見通して、学力面だけでなく、 生徒指導上の課題も含めて改善していくことである。H19年度から「小中一貫教育推進リーダー」を 配置しており、今年度の13中学校区を来年度は21中学校区へと拡充を予定している。
●推進リーダーを配置している中学校区においては、関係者による会議や、 全教職員による合同研修・テーマ別研修等を行い、小学校から中学校へ円滑につなぐ取組を進めている。
●1中学校区に1小学校の場合は、まっすぐつなぐことができるが、1中学校区に複数の小学校の場合は、小学校間の横の連携も図りながら取り組んでいる。
●推進リーダーが、小学校へ出向き、自分の専門性を活かした授業をしながら、 実際に子どもたちや学力の様子等を中学校に持ち帰り、情報を共有している。 小中の教員が交流し、一貫した方向性の指導を継続している。たとえば、中学校区のそれぞれの 小学校の学習規律や生活指導面での差を統一して、同じ中学校に入学した子どもたちが 混乱しないようにしている。また、中学校の授業参観に小学校のPTAにも参加を呼び掛けることで、 中学校への不安を解消し、理解を得るようにしている。
●子どもどうしの交流では、中学生が小学校へ連合運動会の前に教えに行ったり、 小学生が中学校の体育大会へ参加したり、クラブ・授業体験等を行っている。
●「必ずこうしなければならない」ではなく、それぞれの地域の特性等を活かしながら、中学校区としての共通の目標を持って取り組んでいる。
●学校間の交流の中から、小中の教員が十分話し合うことにより、ひとつの 目標に向かった連携が取れてきている。特に推進リーダー配置校では、学力面や不登校・ 暴力行為の減少等、有意性が表れてきており、手ごたえを感じてきている。
●推進リーダーを配置していない学校においても、小中の教員間で情報を共有するため の研修会などを開催している。

*** 小中一貫教育のまとめ ***
 子どもたちが学びやすい環境をつくるためには、先生方が子どもたちの教育に 注力できる環境をPTA・教育委員会もサポートして整えることだと思いました。 そして私たち親は、子どもたちが規則正しい生活が送れるような家族・親子関係を築くことが大事だと考えます。

《懇談会を終えて》
 建設的な意見が多く、活発な意見交換ができました。この懇談会を踏まえ、私たちPTAが子ど もたちのためにできることに取り組んでいきたいと思います。

堺市PTA協議会

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