堺市PTA協議会:平成23年度活動報告

3行詩

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平成23年度教育懇談会を開催しました。

(2012.03.28) 

懇談会の記録は以下のとおりです。各学校園PTAにも配布しています。

《と き》 平成24年2月8日(水) 午後2時~午後4時
《ところ》 堺市役所 本館 大会議室
《目 的》 堺市PTA協議会と堺市教育委員会が、未来を担う堺の子どもたちを
        とりまく課題について、ともに取り組むために、ともに語り考える。
《テーマ》 「食育について」
      「子どもの安全と施設整備の展望について」
《出席者》 堺市教育委員会関係者 6人
      堺市PTA協議会 7人

◆「食育について」◆
 ~中学校の給食・ランチサポート~


【PTA協議会】
●大阪府が給食調理場建設費の半額補助を打ち出したため、現在給食を実施していない府下27の市町村が 意向調査で「実施する」と答え、5市が検討中。堺市だけが、実施すると言っていない市の一つになっている。 ある意味それでもいいのかと思っているし、PTAもお弁当でよいと言っている人もいる。絶対給食でなければ ならないと言っているわけではないが、府内のいろいろなアンケートによれば、給食に向けて賛成意見も出ている。 お弁当を基本とする考え方の理念を教えていただきたい。

●堺の中学生の朝食の喫食率は、全国平均より低い。朝食を食べない、お弁当作ってもらえない、 朝・昼合計してパン1個と牛乳の家庭が不況の中で増えつつある。子どもたちの食生活を支える意味から 給食の意味が昔よりふえていると思う。

●どうしても給食にしてもらわないとどうにもならないという話は、私の中学校では出ていない。 なぜかというと中学校に行ったら弁当という固定観念がある。大多数の市町村が給食をしているから 堺市も同様にという気はないが、お弁当のいいところ、なぜお弁当かというところはもう少し 打ち出していく必要があるのでは。

●個人的にお弁当賛成派。子どもが中学生の間はお弁当で頑張りたい。給食の代わりにランチサポート を充実し、種類を増やしてほしい。

●個人だけの話でいえば自分も弁当派であるが、保護者あるいは地域がどう思っているかは別の話であるが、 「親が弁当作らないと思われてしまう」と気を遣ってランチサポートを利用できていない人がいる。 本当に利用したい人、助けてあげないといけない人が遠慮して使えないこともあるので、 学校が「弁当作れない場合はこれがありますよ」という説明をするのをやめてほしい。 弁当を作れない家庭は圧倒的少数。みんなでランチサポートを利用する日など、 もっと気楽に使えるシステムにできるようにPTAで考えていったらどうかと話している。

【教育委員会】
●中学校給食は大阪府内全般において、生徒の急増などで建築整備を優先したことなど様々な 経過の中で導入されなかった。堺市においても導入されなかった。家庭弁当については、 昭和60年に「弁当を基本とする」という内部的な方針を確立し、家庭弁当を基本としてきた。 家庭弁当は、個人差による量の調整ができることや親に対する感謝の気持ちを育むことができる。
給食は、中学校で給食を実施している他市の状況を見ると、個人差による量の調整がむずか しいことや残食が多いという課題がある。また、給食のために十分な時間をとると授業時数に 影響することも考えられる。堺市の家庭弁当の定着率は、平成22年3月の調査では、約92%であった。 家庭弁当の割合が高いことは、給食が実施されていないので当然と言えるが、保護者の皆さんがお子さんに 関わり頑張っていただいているととらえている。
また、給食導入については、多額の経費が必要で、初期導入費に約100億円、ランニングコストも 年間約10億円必要となる。税金の使い道として、保護者だけでなく全市民から見た場合のことも考える必要がある。

●ランチサポートは、曜日ごとにメニューを変えている。現在、当日の朝の申し込みのため、 種類を増やすのは難しい部分もあるが、メニューが多様になるよう検討はしたい。サイズは、 普通と大盛がある。普通サイズが280円、大盛が300円で提供している。利用率は約4%で、 家庭弁当以外の昼食をとる生徒の半数ぐらいが利用している。
家庭弁当を持参できない場合のサポートだけでなく、家庭弁当に加えたもう一つの選択肢として 全校に広げられる状況になってきている。現在43校中21校で実施しており、来年度は全校で着手していきたい。

~食育の取り組みの保護者への啓発~

【PTA協議会】
 子どもたちに朝食をとってもらうために保護者へ呼びかけたいと、いろいろ案を出しているが、 耳を傾けてくれる人とそうでない人に分かれる。届かない人に届けるために どうしたらいいのかアドバイスをいただきたい。

【教育委員会】
 小学校では「食通信」を月1回発行し、その中で給食のレシピなどの情報を掲載し、 各家庭に配付している。中学校も今年度から「食通信」を発行している。また、 食育フェアを年1回実施し、食育に関する啓発を行っており、小学校6年生や中 学生にお弁当を簡単に作っていただけるようレシピ集を配付するなど、食育を推 進する取り組みを行っているところである。このような地道な形から始めていかな いと特効薬はないと思う。PTA協議会や単位PTAでも地道にとりあげていただきたい。

~食育の授業~

【PTA協議会】
 家庭科の授業でお弁当作りがあるが、材料を買うことからすべて子どもにやらせてお弁当を 持参させたり、朝ごはんを食べなかったら体力も学力もうまくいかない等のデータを 取り入れて食育や食べることに関して生徒自身が考えて納得できる授業をしていただきたい。 私たち保護者も教育委員会と一緒になって考え、ご指導も受けたいが、 食育について踏み込んだ内容をしてもらう方向はいかがか。

【教育委員会】
 食育は関連教科に題材として入っているので、各学校で工夫して食育につなげていただいている。 もちろん家庭科も中心となる。栄養については、学習指導要領にも入っており、 食べることは人間にとって非常に大切なことであるという観点から、現状でも授業を行っている ところである。お弁当のレシピ集を配付しているので、中学生自身がそれを活用してお弁当を 作ってみれば、自ら考えられることもあると思う。

◆「子どもの安全と施設整備の展望について」◆
 ~安全対策~


【PTA協議会】
 いろいろ安全対策をしているが、不幸な事故が起きた。悲しいかな先手を打てなかった。 明らかな不具合でない限り、だれの責任というわけでもないが、是正していくしかないので、 これからも安全対策をお願いしたい。

【教育委員会】
 昨年、教育委員会としても痛切に反省すべき事故が起こり、緊急の改善を行ってきた。 設備として不具合があるかどうかだけでなく、環境としてどう安全をとらえていくかが重要になってくる。 安全対策の専門家に設備改善の指針のもとになる意見をいただこうということで進めている。

~エアコン~

【PTA協議会】
●PTA会長として現場から聞こえてくるエアコンについての話としては、 他市ではどんどん設置されてきている。堺市内の小中学校に一遍にというと 莫大なお金のかかる話であり、一方優先順位をつけるとなると、行政のすることに 不公平があっていいのかという話になる。私たちが一番危惧するのは、 展望が見えない状況が続くことで本来協力しあうはずの教師と保護者、 行政とPTAが対峙する構図になってしまう。展望が見えれば、一緒に議論したいと思っている。
●耐震と給食とエアコンを一緒にすすめている市もある。耐震化が終わればつけるぐらいに、設計を進めてもらいたい。
●他市の動向で、政令市レベルではどうですか。

【教育委員会】
 中学校の図書室・音楽室については、今年度設計とほぼ入札が完了しており、 今年の7月頃から全校で運転できるように取り組んでいる。
 小学校の図書室・音楽室については一度にできないので、昨年9月に室温調査を行い30度を超えて いる学校の図書室・音楽室から取り付ける計画で予算要望している。
 普通教室についてはまだ未定であるが、体温調節ができない児童等のために支援学級に エアコンを設置している事例もある。
 緊急の課題としている耐震化については、平成27年度を目標にしていたが、 1年前倒しの平成26年度完了に向けて進んでいる。費用は平成24年度から平成26年度で約67億円を見込んでいる。
 エアコン設置には、図書室・音楽室の2教室で約1,100万円、普通教室1室で 約300万円弱かかっている。皆さんは家電量販店の家庭用クーラーのことを思われていて、 すぐつけられるだろうと言われるが違う。児童生徒数に応じた適切な容量計算をすると、 キュービクル(変圧器)やガス管の位置によって異なるが、それくらいかかる。すべての 教室に取り付けた場合、概算で約145億円かかる。
 政令市レベルの他市の動向は、さいたま市・川崎市・京都市が設置しており、横浜が5年間 でまた広島市が10年計画で設置予定。
 耐震化取組の間に方向性を議論しながら最終的な意思決定をしていきたい。予算のかかる事 業であり、他市の視察も行い研究しながら慎重かつ迅速にと考えているが、すぐにというのは難しい。

~津波・地震~

【PTA協議会】
●堺市には土地の低いところもあり、津波対策について聞きたい。 校舎によっては、東北のように10、20メートル級ではほとんど水に埋まってしまう ところがあるが、6メートルで考えているのか。校舎の屋上に太陽光パネルが 設置されているところがあるが、避難できるのか。
●地震の時学校が避難所になる。お年寄りや子ども赤ちゃんも来るような所で 1階にある大きな部屋を地域のために冷暖房つけて使えるようにできないか。

【教育委員会】
●危機管理室において、堺市独自で今まで3メートルであったものを2倍の6メートルに想定しなおした。 堺区・西区のうち17校を津波避難施設としている。津波が来た場合、 耐震化が終わった3階以上の階へ逃げる。避難指定を受けている学校については屋上 への避難も想定し、屋上のフェンス整備や扉の鍵関係の整備を行う。
耐震化が完了した校舎に、環境教育のために太陽光パネルが設置されているが、 危機管理室が算出している避難人数は校舎内の3階や4階で収容することを基本としている。 屋上にも安全対策をとることは、より万全を期すためであると考えていただきたい。

●避難所については、小学校では体育館を避難場所に指定しているが、学童保育いわゆる 「のびのびの部屋」には絨毯が敷いてありエアコンやトイレもあるので、 いざという時には使っていただこうという話を進めている。年次的な形で取り組めるところは取り組んでいきたい。

~トイレ~

【PTA協議会】
 最近の子は和式を使えない。洋式が足りないと思う。

【教育委員会】
 トイレ整備は懸案事項で、耐震化の際、同じ棟のトイレはきれいにしていく方向で整備している。 すでに耐震化が完了した棟については、外壁工事等の他の工事と組み合わせる工夫をしていく。 女子トイレは2~3を洋式とし、男子トイレは和式1洋式1で取り組む方針を出している。

~熱中症対策~

【PTA協議会】
 熱中症対策の予算はあるのか。昨年、簡易的なミストが設置されたが。

【教育委員会】
 昨年は単年度で、暑さ対策のために特別に予算をつけて各学校に工夫していただいた。 葭簀よしずや扇風機の増設が多かった。学校現場からは役立ったという声があがっている。


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