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堺市PTA協議会:平成24年活動報告

3行詩

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24年度教育懇談会を開催しました。

(2013.04.10) 

懇談会の記録は以下のとおりです。各学校園PTAにも配布しています。

《と き》 平成25年2月6日(水)
      午後2時~午後4時
《ところ》 堺市役所 本館 大会議室
《目 的》 堺市PTA協議会と堺市教育委員会が、未来を担う堺の子どもたちを
        とりまく課題について、ともに取り組むために、ともに語り考える。
《テーマ》 「いじめ問題について」
      「食育について」
《出席者》 堺市教育委員会関係者 5人
      堺市PTA協議会 6人

 

◆「いじめ問題について」◆

【PTA協議会】
いじめの定義とは?
文部科学省では平成18年度から定義が新しくなり「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」とされているが、堺市では独自に何かあるのか。 

【教育委員会】
定義は堺市でも同じですが、実際にトラブルがあった場合、それがいじめに当たるのか当たらないのかは非常に難しい面がある。文部科学省の見解は、被害を受けた子どもの立場に立って行うものとするということになっており、堺市も、そのように学校に指導し、報告させている。 

【PTA協議会】
学校現場で問題が発生した時どのように対応しているのか。
未然に防止することが大事だと聞いたが、教育委員会としてマニュアルやグレーゾーンを見抜く指針はあるのか。また、問題をこじらせる前に解決する体制はどういったものがあるのか。 

【教育委員会】
問題が起こった時の対応についていじめ予防のためのマニュアルはある。双方の子どもからしっかり聞き取ることや、周りの子どもからの聞き取り、事実を確定させることが一番大事。その事実に基づいて反省や、必要であれば謝罪をする。いじめは命にかかわることにつながるので、必ず保護者にも連絡して、双方の保護者に理解を求めて再発防止につなげる。
学校の対応が不十分である場合等は、教育委員会が入って指導する。必要であれば、警察や子ども相談所、臨床心理士、関係機関、弁護士も含めたネットワークを使いながら、一緒に解決を図る。
いじめかいじめでないかのグレーゾーンの対応について、いじめにつながるような行為、元気がないとか友だちが変わったなどのいろいろなサインを見逃さず報告し、学校内で共有し、解決に向けて取り組む体制ができるようにしている。そのためのチェックシートを今年度中に教員全員に配り、早期発見・早期対応に努めていく。クラス編成は教育的配慮に基づいて行うよう指導している。 

【PTA協議会】
先生ばかりに負担をかけるのは申し訳ない。保護者は何ができるのか。どこまで先生を守れるのか。家庭のしつけなど。 

【教育委員会】
未然防止で一番力を入れているのは、なぜいじめが起るかということである。いじめる側の子どもを分析すると、かつていじめられた経験があったり、多くの共通点として自尊感情で「どうせ俺なんか」というコンプレックスを持っている子どもが多いことに行き当る。人を傷つけたり、人が困っていることで自分が満足できる部分は、いじめにつながる大きな要因となっている。子どもたちの自尊感情を高めるために、「この子はこんな面がすごい」と認めてあげること。居場所と出番、活躍する場を与えることで自分に対する自尊感情を高めることと考えている。家庭と学校が一緒の歩調で、できるところをのばしていくことを、両輪で進めていきたい。
いじめは、見えないところで行われることが多い。気づいたことは何でも学校や教育委員会に相談していただきたい。 

【PTA協議会】
学校側から教育委員会にすんなり上がるような声や要望の吸い上げなどがスムーズに行われるようにしてほしい。
いじめは問題化したときにどうするのかを教えていただきたい。 

【教育委員会】
多くの市民の方は、いじめのある学校はダメな学校と言われるので報告しないのではないかと思っておられるかもしれないが、教育委員会としては、発見して対応しているととらえている。報告された件数より、こどもがいじめられたことを受けとめて対応している。報告が上がってきた件数よりいかに解決したかを重視している。
今年度、学校に対していじめアンケートを2回実施したが、1,2件を残してほとんどが解決しており、それが大事である。 

【PTA協議会】
ホームページにいじめの認知件数の推移があり、ずっと減っている。これを見たら減ってきていいのかと思うが、あまり報告しないようになっているのか心配である。この数字について伺いたい。 

【教育委員会】
平成18年に大きないじめによる自殺事件があり、いじめの定義が変わり、報告件数が何倍にもなった。その後少し認識が薄れてきたが、今年またマスコミ等で大きくとりあげられて、報告件数が増えた。我々の課題は、認識が薄れないように危機感をもってやっていくことである。 

【PTA協議会】
いじめのアンケートの設問は、去年と今年で変えたのか。 

【教育委員会】
堺市では、モデルを示し、学校独自でアレンジして行っている。今年変えたところはないが、回数を増やした。
来年度、いじめ巡回相談員を1人採用し、学校の対応やアンケートの点検を行う。 

【PTA協議会】
いじめ巡回相談員は1人でカバーできるのか。 

【教育委員会】
いじめ問題についてはいろいろな取り組みを行う。年に2回程度は全部の学校をと思っているが、 総合的に考えて有効であれば充実していきたいと考えている。 

【PTA協議会】
学校の外で人を殴ったり、物を盗んだりした場合、警察に通報されて捕まる。警察を呼べということではないが、警察も学校の中であろうと来て調査するぐらいのことをして、いじめをやったら捕まえられることが抑制的に働くかも知れない。警察との関係はどう考えているのか。 

【教育委員会】
今回の事件を受けて、文部科学省より、学校の中の犯罪行為等にはためらいなく警察と連携するとの通知があり、各学校へ通知した。また、平素から警察や関係機関と情報交換を行うようにし、電話一本で緊急時に連絡がとれるようにもしている。 

【PTA協議会】
警察が指導に来ることはあるのか。 

【教育委員会】
時にはある。全ての小学校の5・6年生に防犯教室を実施し、警察の方から指導を受けている。いじめなど、学校で対応しきれない場合は、必要に応じて、警察に校内巡回してもらうこともあり、できる限り子どもたちを加害者にも被害者にもしないようにしている。 

【PTA協議会】
警察に任せると、教育の放棄と言う人もいるが、どう考えているのか。 

【教育委員会】
学校だけて解決できないことを学校が抱えてしまうことはいけない。学校でできることはやりながら必要に応じて警察などの関係機関と連携する体制が大事である。 

【PTA協議会】
生徒指導の先生の中には、熱血漢でいじめっ子を何とかしなければという意気込みから、加害者の方に付き、加害者にも人権があると言う。被害者の立場に立ってフォローしてあげてほしい。 

【教育委員会】
どうしてもやんちゃな子に目がいきがちになってしまうが、いじめられている子の立場に立って対応することが大事だと考えている。 

◆「食育について」◆

【PTA協議会】
堺市の子どもたちは朝ごはんの喫食率が低いため、堺市PTA協議会では、アンケートに取り組んだが、その結果を踏まえて、朝ごはん啓発の通信を配布しようと思っている。喫食率が低いということについて教育委員会の意見を聞きたい。 

【教育委員会】
朝食の取り組みについては、堺市の7つの約束と、文部科学省の「早寝早起き朝ごはん」の中で
取り組みを進めている。堺市の「学びの診断」の中の生活実態調査で推移を見ながら取り組みを進めているが、年々推移が上がってきてポイントも上がってきている。PTAの方々の力添えと、各学校の食育の取り組みが進んだためと思う。
平成20年に、学習指導要領に食育の推進が明記された。小学校では、保健と家庭科の教科書に朝食の学習があり、中学校でも、保健と家庭科の教科書の中に朝食の必要性が入っているが、教科に限らず教育活動全般で幅広く進めていかなければならず、取り組み方が難しいという声もある。昨年、食育推進リーダーの方を中心として、指導案集・事例集を作成した。学校園の約8割が活用している。 

【PTA協議会】
中学校の給食について、ランチサポートはいろいろなシステム上の不都合があると思うが、その都度改善されているのか。選択制の給食の導入など考えているのか。 

【教育委員会】
中学校の給食についての考え方は、弁当が基本で、持って来れない場合はランチサポートで補完するという考えである。
ランチサポートの改善について、これまで、ごはんの大盛りを出しているが、来年からおかずの大盛りを追加する予定で、パン食の導入も含めたメニューの多様化も目標にしている。利用人数の多い学校は、朝の申し込みや受け取りに時間がかかっているので、担当者の人数を増やしている。
小学校で給食をしているので当然良いものと思っている。給食が絶対良いのかという捉え方はしていない。弁当の良さも持っている。今回のアンケート調査で90%以上のご家庭でお弁当を持たせていただいていることもあり、食を多方面から補完していきたい考えである。
理想的にいえば、子どもが自分でお弁当をつくれるぐらいのことができれば、食育の面からも良いと思う。
小学校では集団で食べる給食のメリット、中学校ではお弁当のメリットを活かしたいという考えである。社会情勢で男性・女性が働いているということでお弁当をつくりがたいということがあるのでお弁当が基本であるが、無理な場合は当日の朝でも対応できるシステムとして、ランチサポートを利用してもらう形がこの事業の始まりである。 

【PTA協議会】
「食の意識のアンケート」の分析はまだかもしれないが、PTA協議会でも絶対完全給食すべしではなく、お弁当の良さを理解している人たちも多い。ランチサポートもあるが、給食のカテゴリーに入るものをしてほしい。今のランチサポートでは就学援助を認めるに値する給食ではないと思われる。 

【教育委員会】
就学援助は各々市独自のもの。このような給食では認められないということではなしに、公平性の問題である。 

【PTA協議会】
今年の堺市PTA協議会の中央研修会でも給食か弁当のどちらが良いか質問した結果、お母さん方は圧倒的に給食に手を挙げられた。お母さんたちの中では給食の要望が強いというふうに考えるが。 

【教育委員会】
毎日食べているからだと思うが、子どもたちの意識はさまざまかと思う。他市でも、子どもは弁当志向、保護者は給食志向が強い。小学校は給食で中学校はお弁当というアイテムというのもひとつと思っている。それぞれメリット・デメリットがある。今、小学校で先生を含めて毎日5万食をつくっている。中学校を入れると約8万食近くとなり、堺の人口の1割が税金で食べることになるのでいろんな面で慎重にならざるを得ない。 

【PTA協議会】
学校でお弁当をつくろうというのがあるが、食材がどこでつくられているか、値段はいくらかなど、社会科や生活科の勉強になっていると思う。また、親がつくってくれていることへの感謝の念が芽生えると思う。夏場のお弁当は教室に置きっぱなしか? 

【教育委員会】
夏は教室を移動して保管している。各家庭で保冷剤を入れて対応をお願いしている。 

【教育委員会】
お弁当は、親子の無言のキャッチボール、言葉にできないコミュニケーションのツールになっているところがあると思う。 

【PTA協議会】
給食の試食会に行ったが、非常においしくなく、適量でなかった。もう少しおいしくできないのかと思う。大阪の給食費は全国最低とのこと。朝ごはんも中学校給食も給食費も最低。堺では4月に15円上がったが、焼け石に水と思う。負担を上げているのだから設備的なところを少し改善する余地を検討してほしい。 

【教育委員会】
おいしい・まずいの声を寄せていただいているものもある。改善の余地がないかどうか考えていきたい。 

【PTA協議会】
ランチサポートはメニューによってはおいしくない。試食の時に特にオムライスがおいしくなかった。カレーのお米とル―のバランスや食器も考えてほしい。 

【教育委員会】
評判の悪いメニューは極力変えている。学期ごとにもメニューを変えている。 

【PTA協議会】
食器も食教育のひとつだと思う。 

【教育委員会】
質の高いものを提供するのが私たちの義務だが、食器の種類を増やすことは、集団の給食では難しい。年に1回か2回しか使わない食器を大量に保管する場所の問題もある。 

《懇談会を終えて》
PTA協議会からの出席者が予定より少なく、はじめは緊張感がありましたが、和やかに、有意義な意見交換ができました。これからも、子どもたちのために意見や思いを届けていきたいと思います。 

堺市PTA協議会

〒590-0078
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