堺市PTA協議会

3行詩

お問い合わせ・情報のご提供

平成26年度 教育懇談会記録 堺市PTA協議会

(2015.04.10) 

《と き》 平成27年2月2日(月)
      午後1時~午後3時
《ところ》 堺市役所 高層館20階 会議室
《目 的》 堺市PTA協議会と堺市教育委員会が、未来を担う堺の子どもたちを取り巻く
        課題について、ともに取り組むために、ともに語り考える。
《テーマ》 「防犯・防災」「インターネット・SNS」「学校図書館」
《出席者》 堺市教育委員会関係者 9人
      堺市PTA協議会 9人


[防災]

【堺市PTA協議会】
防災に関して、「7時に暴風警報発令だと休校」という認識は保護者にはありますが、特別警報とか地震に対しては、保護者の認識が薄いと思われます。対応策等をお聞かせください。

【堺市教育委員会】
特別警報につきましては、「まず最大限の警戒を行って、直ちに命を守る行動をとる」ことになっています。大雨や雷で言いますと、小学校については、特に周囲の状況、気象警報の状況等に留意して、子どもの安全を守って、保護者に引き渡すことができるようにという指示をしています。
特別警報、大雨、雷については、学校にいる間に発生した場合は、基本的に下校を遅らせるような策をとっています。
津波につきましては、基本的に山側へ逃げるようにと、訓練等を行っています。

【堺市PTA協議会】
遠足など校外学習時等の保護者への対応・連絡体制や教職員同士の連絡網などどうなっていますか。

【堺市教育委員会】
学校に児童生徒がいる時間帯で、もし緊急な事象が発生したら、もともと学校が避難所になっておりますので、帰さないのが基本になります。
緊急連絡網については、基本は学校・担任が、保護者の方それぞれの携帯番号をお教えいただいて、個々にという形が基本です。一斉のメールでありますとか、またホームページも活用しながら学校からの情報を逐次お伝えしていくという形をとっています。

【堺市PTA協議会】
7時の暴風警報という1つの基準だけですが、区の特性に応じて、川の増水の件とか、地震と津波関連などでもう一つの標準ができていくのかなという期待もしています。

【堺市教育委員会】
区教育健全育成会議が4月からスタートします。教育委員会と区行政が、区単位の特色、特性に沿った形での教育を今後進めていきましょうということです。こういったことに関しても、区単位で出せるものについては、また今後、具体的に相談もしていきたいと思います。
とりあえず、4月からはそれぞれの学校で出せる範囲で、もう少し丁寧に説明するようにということで指示を出したいと考えております。

【堺市PTA協議会】
大雨や洪水時などの登校について保護者判断は難しい気がします。保護者判断の位置付けをどうお考えですか。

【堺市教育委員会】
最終的には保護者の判断によらないと、それぞれ個々の家庭の周辺の状況は学校では読み取りにくいと思います。
一般的なラインとして、先ほど出てました特別警報につきましても、特別警報が出ているときは暴風警報も同じように出ているだろうとは想定していますが、特別警報の場合も午前7時の段階で出ておれば、大雨であってもお休みにすることは周知させていただいています。もう1点、地震につきましても震度6弱以上になりますと休校の措置をとるようにということで、各学校には周知しています。

[防犯]

【堺市PTA協議会】
大阪府PTA協議会が行ったアンケート調査では、府下132の幼稚園、316の小学校、70の中学校から回答があり、神戸の女児殺害事件以降、幼稚園では50%、小学校では49%、中学校では30%が安全対策を強化したとのことです。その中で最も多かった対策は、学校での安全講話でした。
子ども安全対策事業の取り組みの具体的な内容や今後の方針等をお聞かせください。

【堺市教育委員会】
子どもの安全見守り隊ですが、大阪教育大学附属小学校での児童殺害事件をきっかけに、地域の方々がみずから子どもたちの見守り活動をしようということで、各地域から立ち上がったものだと認識しています。ボランティア活動ではなく、堺市として位置付ける必要があり、安全で安心して取り組めるように支援していこうと、平成17年度から保険に入っていただくことになりました。  また、子どもたちが見守り隊の方々とわかるように、各小学校単位で見守り隊の方々がつける腕章・帽子・ジャンパーなど消耗品費を各小学校区に支出しています。  また、地域見守り隊の方々を招いてお礼の会や手紙を渡したり、直接校長先生が地域の会合に行くなどを指示しています。 

【堺市教育委員会】
PTAとも非常に密接に連携して、飛躍的に見守り隊員の数も増えている校区も、何校区かありました。
学校、家庭、地域、3者が一体になって行っていくということを常に意識しておく必要があると思います。

[インターネット・SNS]

【堺市PTA協議会】
児童・生徒のSNS(ソーシャルネットワークサービス)等の利用について、教育委員会の方はどのように把握されているのか、また、深刻な問題の現状、対応・対策等を具体的にお聞かせいただきたいと思います。

【堺市教育委員会】
まず、インターネットですが、堺市教育委員会の調査では、携帯電話、スマートフォン(以下、スマホ)も入れまして、平成25年度、中学校1年生では76%という所持率です。ちなみに小学校6年生は57%でした。
このような状況の中、メールやSNSなどのインターネット上のサービスを利用して、特定の子どもに対する誹謗中傷、ネットいじめという言葉をお聞きになられると思いますが、この形で発生するいじめ事象は残念ながら堺市でも起こっています。ある中学校でSNSに匿名で書き込まれた悪口に気付いて、登校することが困難になった事例もあります。ある小学校では友達とのトラブルで謝罪している様子を撮影した画像をネットに投稿したという事象もありました。
現在、中学校1年生を対象に、専門業者による「ネットいじめ防止プログラム」を実施しております。保護者の方と相談し使用時間は何時までであるとか、家庭におけるルールをきっちり決めるなどという内容も取り入れ、ネットいじめ防止に向けた授業を実施しています。

【堺市PTA協議会】
機械やシステムが刻々と進化している中、毎年1回だけでなく研修会を実施する予定はないですか。

【堺市教育委員会】
「ネットいじめ防止プログラム」を、今後小学校4年に広げていきます。また、各学校に対し定期的な全校集会・長期休業の前・学年集会・学活等を通して、指導するよう通知しています。

【堺市PTA協議会】
いじめだけではなくて、睡眠不足とか、集中できないとか、学力も落ちたり、健康被害もあるのではないでしょうか。

【堺市教育委員会】
小学生では5%、中学生になると20%近くの子が1日に4時間以上、スマホや携帯を操作しています。読書や家族との対話等の時間が減ってきますし、睡眠時間も減った状況で学校へ行って、授業に集中できないという悪循環の状況が今、かなりの子どもたちに起きていると思われます。こういった状況を改善していくことについては、ぜひとも各家庭と連携した形で、進めていきたいと思っています。
また、生徒会の代表者を集めたつどい、リーダー研修の中で堺市いじめ撲滅宣言を自分たちで考えさせています。スマホについても生徒会活動中心に進めていきたいと考えています。

【堺市PTA協議会】
子どもたちの中でもルール決めをしながら、それを生徒会が発信していくような、実践に期待したいです。

[学校図書館]

【堺市PTA協議会】
学校図書館法の改正に伴い、学校図書館職員を置いた研究校を現状の1区4小中学校から平成27年度3区10小中学校に増やすと聞きました。
この学校図書館職員と、学校図書館サポーターの役割分担の違いなど教えてください。

【堺市教育委員会】
平成27年度は7小中学校程度になりそうです。学校図書館職員が3人増員される予定です。今年度は4人の先生がペアで、60校ぐらいを巡回して指導しています。それだけではなくて、学校図書館運営の手引きをつくって、国が求める学校図書館に近づけるガイドラインを示しています。
平成25年度からは、学校図書館サポーターを全ての学校に配置できるようになりましたので、それが本当にうまく学校の図書館に合った運用の仕方になってるのかも含めて、巡回訪問・相談していただいてるのが現状です。
具体的には、学校の現状に応じて、図書館の本を調べ学習のしやすい本の配置や環境の整備などについてアドバイスいただいたり、本の購入計画の相談にのっていただいています。
平成27年度については、全ての学校を回らせていただいて、今よりもよりよい学校図書館にしていきたいと思っているところです。
学校図書館職員と学校図書館サポーターの違いですが、一番大きな違いは、資格要件があるのかないのかです。図書館サポーターは、特にこういう資格をと決めているわけではなく、司書教諭の先生のご指導のもと、学校での取り組みを進めていきます。
図書館サポーターにつきましては、読み聞かせ等の経験がおありの方もいますので、それも生かして活動していただいているケースもあります。
図書館サポーターの配置回数は、平成27年度も今年度と同程度の予定です。週に2回ないし3回程度学校に行っていただくことで、子どもたちがよい環境の中で本に親しんだり、調べる時間が増えてきています。
資格要件がないという点では、サポーターもボランティアの方も一緒ですが、サポーターの方に対しては、学校図書館職員の先生方等によって研修しています。
また、市立図書館の方にも来ていただいて、本の検索や、市立図書館の本の利用の仕方等についても、一定の知識を持っていただくように研修しています。
平成27年度については、研修の回数を4回に増やし、質をきちんと高めていきたいと考えているところです。
PTAの方でボランティアで学校図書館の充実のために応援していただいている方もいます。

【堺市PTA協議会】
生徒数によって蔵書の標準冊数というのが決まっていて、それを達成している学校の比率は、堺市は全国平均から見ると遅れています。
本は結構あるが、それを貸出しできるようにするための、人手と書架が足りないと仰っている校長先生もおられます。
全国の60%の小中学校で書籍のデータベース化がされている中で、堺市にはこの手のデータはありませんが、状況から察してそれも遅れているように思われます。
司書教諭は担任を持たれている方が多いことから、学校図書館にまで手が回らないという現状があるようです。
一方で、市議会で関係者が学校図書館に対しては強い思いを持たれていると発言されているのを見ました。
また、学校図書館司書がいなくても、学校とPTAが協力をして学校図書館の活性化に積極的に取り組まれている小学校もあるようです。
すべての学校への学校図書館司書の配置を切に願うとともに、PTAが協力してできることについても考えていきたいと思います。

【堺市教育委員会】
達成率の全国平均が大体5割弱です。堺市は約3割、4割です。
図書購入費については、年々増加していますが、図書の有効な活用という意味で、古い統計データは調べ学習には使えず、古い本を更新する量も多いため、なかなか思ったように蔵書が増えていかないのです。
巡回訪問等によって図書館の様子をしっかり調べた上で、学校の状況に応じた対応をしていかないと思っています。

【堺市PTA協議会】
本を好きになることが、携帯電話やスマホの使用減にもつながっていくかと思います。全校に学校司書の方を配置するのは長い道のりだと思いますが、子どもたちのためにも親のためにもよろしくお願いします。

【堺市教育委員会】
図書館に対しての思いは、今も教育委員会だけではなくて、市長部局も一緒に取り組んでもらっています。ここ数年で、図書館の予算は着実に増えてきてるのは事実です。なかなか、いろんな意味で進んでいますということは難しいのですが、少しずつですが、そういった声を反映しているのかなと思っています。 

堺市PTA協議会

〒590-0078
堺市堺区南瓦町3番1号
堺市役所 高層館11階 
教育委員会 地域教育支援部・地域教育振興課内
TEL:072-228-7920
FAX:072-228-7009

アクセス

↑ PAGE TOP