堺市PTA協議会

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第63回 日本PTA全国研究大会 札幌大会に参加しました(1)

(2015.09.14) 

8月21日、22日と日本PTA全国研究大会札幌大会に上島理事と参加してきました。
21日は、札幌の各地で分科会が開かれている中、第3分科会「学校教育」に参加してきました。
 午前中は基調講演で、「教師の役割、親の役割」というテーマで、元札幌市教育委員会 教育次長、本間 英昭さんが講演されました。本間さんは教諭を経て、教育委員会を勇退後、札幌市青少年科学館館長をつとめられ、さらに札幌家庭裁判所の家事調停委員として、常に相談者に寄り添い、親身に誠実に調停に対応した結果、相談者はもちろんのこと、弁護士を含む裁判所職員から絶大な信頼を得られた方です。
この講演では、本間さんの様々な体験談をもとに、人を思う心がすべての基本として、それをふまえてしっかりと行動することが教師、親の努めだと強く主張されました。
近年、注意すると逆キレする、非常識な口ごたえをする、子供を注意しない非常識な親が多く、教師も子供の心を傷つける無配慮な人が多いと嘆かれました。
子供の心を裏切ってはいけないし、親、教師が常識的な知識、姿勢を身につけなければならないと言われ、非常識な親が多い中でも、親が子供を思う心は非常に重く、強いのだと言われました。教師も子供たちをほめたり、感謝したりすると子供は非常に喜ぶのだと、子供に対するひと言に注意すべきだと言われました。
いずれ子供は教師、親から離れていくが、心の母港になって見守っていきましょうと最後に言われました。
私はこの講演を聞いて、自分のPTA活動の中で、確かに保護者の中には物足りないというか、子どもたちよりも親がしっかりせえよと感じることが何度かありましたし、教師も忙しいのはわかるが、もう少しPTAに踏み込んでこいよともどかしさを感じたことがありました。そのためにはどうしたらよいのか、いろいろと考えさせられた講演でした。
午後からは実践発表がありました。
ひとつは小・中学校の合築校舎で目指す教育活動とPTA活動として札幌市立北白石小・中学校の両教頭先生、PTA会長さんの報告でした。
北白石小・中学校は札幌市唯一の合築校です。ひとつの校舎に小・中学校があります。職員室、図書室もひとつです。PTA活動も合同で行われている行事が多いです。
合築してメリットとしていろいろな報告がされました。児童、生徒側からは、建物が小・中と同じ場所なので安心。小学校の時から中学校の様子が分かる。教職員からは、小・中それぞれの様子が分かりやすい。児童、生徒の成長を長く見られる。小・中教職員の交流ができ、合同研修会も行っている。家庭からは登校時に中学生がいるので安心。合同でPTA活動ができる。など挙げられました。

小・中合同のPTA活動を通じての成果、課題として、ひと・モノ・事・空間の共有はとても充実していいことだと挙げる一方、同じ中学校区内の他の小学校と温度差があり、同じ地域内なので、格差が出ないよう、「ほうれんそう」を蜜にしていくことが課題と報告されました。
もうひとつは親子ふれあい事業「K i t a r aで光ろう!P a r t 17」の報告が札幌市白石区PTA連合会からされました。K i t a r aは全国的にも有数のコンサートホールで、札幌市のPTA事業費補助金を活用して、毎年白石区内の小・中学生が合唱や吹奏楽の演奏発表会を1日かけて盛大に実施しています。
抽選による会場確保が大変、学校・先生方と連携しながらの準備や当日の運営の話や、当日の発表の様子が報告されました。
今後の課題として、学校の温度差、開催日の安定化、補助金が減額する等事業継続の不安、小・中・他区Pとの連携をもっと深めたいとのことでした。


22日は全体会でした。
開会式の後、ドラマ「前略、おふくろ様」「北の国から」など多数のドラマ、映画、舞台を手がけられた、脚本家の倉本 聰さんの講演でした。
「あなたは子どもたちの想像力を育てていますか」というテーマで今の子どもたちは想像力に欠けている。親が自然から子どもたちを遠ざけてしまっている。いろいろな情報を五感で感じず、視覚だけでとらえる子が多く、視覚だけで判断してしまって、今の子どもたちは弱くなってしまっている等、ご自分の子ども時代の経験や富良野市で設立された「富良野塾」での出来事をユーモア交えながら講演されました。
確かに現在私たちの周りには、いろいろなモノにあふれており、便利な世の中です。そんな中「これはどうしたらいいのか」「次何をすればいいのか」と聞いてくる子ども、若者が多いと思います。ゆたかすぎてかえって視野が狭い人間が増えてきているような気がします。倉本さんは今の先生と子どもたちの関係が機械的になってしまっている。先生は知識を教えるだけの道具になってしまっていると厳しいご意見でした。親がちゃんと子どもを見るべきで、学校側に全部任せてはいけないともおっしゃっていました。共感することが多かった講演会でした。

この2日間、目からうろこの、新鮮な体験でした。ちょっとは視野が広がったのかなと感じられるよう、今後の活動に活かしていきたいと思います。

堺市PTA協議会 理事 山子 雅之

 

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