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堺市PTA協議会:平成27年活動報告

3行詩

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平成27年度 教育懇談会記録

(2016.04.27) 

〈と き〉 平成28年2月3日(水)
午前10時~12時
〈ところ〉 堺市役所 高層館20階 会議室
〈目 的〉 堺市PTA協議会と堺市教育委員会が、未来を担う堺の子どもたちを取り巻く課題について、ともに取り組むために、ともに語り考える。
〈テーマ〉 「教育委員会や学校園が保護者に求めること」「インターネット・SNS」
〈出席者〉 堺市教育委員会関係者 8人
堺市PTA協議会   9人

 

【教育委員会や学校園が保護者に求めること】

[堺市PTA協議会]

 家庭での教育において、教育委員会や学校園が保護者に求めることについて意見交換し、認識を広くしたいと思います。

 まず、幼児、児童、生徒への教育、健全育成の視点で、生活習慣に関わる教育委員会や学校園の取り組みをお訊かせください。

 

[教育委員会]

 現在、教育委員会では「家での7つの約束」というリーフレットを配布し、児童、生徒、保護者へ啓発を行っています。
 また、7のつく日にホームページに掲載し、さまざまな取り組みを行っていますが、今年度PTAの会長にお願いし、入学式等でお話をしていただきました。
保護者同士でお話をしていただけることは非常に大事であり、学校現場としてもありがたい話です。

 

[堺市PTA協議会]

 生活習慣に関わる家庭での取り組みという点で、保護者にこうして欲しいことがあれば、教えてください。

 

[教育委員会]

 その校区なり学校なりで、気持ちが高まり、全体として取り組んでいるという醸成感というものが非常に大事だと考えています。
 例えば、最近新聞等で取り上げられました睡眠教育の効果的な取組など、教育委員会も今後推進していきたいと考えており、自分の子も早く寝かし、周りの子も早く寝るように声をかけるというようなことが大事だと思っています。

 

[堺市PTA協議会]

 教育委員会や学校園が実施している保護者の学びや育ちの支援に関わる取り組みについて、お訊かせください。

 

[教育委員会]

 平成24年度から、地域教育支援部で家庭教育サポート講座という事業を始めています。親育ちについて色々な形で学び、各家庭へ持ち帰って各家庭の教育力を高めてもらうという内容です。来年度以降、親育ち支援講座に名称を変えて、より一層各単位PTAで活用していただき、親育ちに資するように展開していきたいと考えています。

 

[堺市PTA協議会]

 我々PTAの方で何か先生のご負担が減らせる方策があれば情報共有して広めたいと思いますので、お訊かせください。

 

[教育委員会]

 国も、地域とともにある学校園づくりの考え方を示しています。
 例えば、マイスタディスタッフを地域の方にお願いしていますが、学校によっては、隣の校区同士でも、一方が集まっているのに一方は集まっていないということがよくあります。地域という少し大きな範囲で見ていただき、自分の校区以外のところにも行けるよ、という見方をしていただけるとありがたいです。
 他に、今、教員の入れ替わりの時期で、経験の少ない教員が多くなってきており、昔のように、ベテラン教員がじっくり若手に教えてあげるという時間がないという状況の中で、教員が家庭科の授業をしなければならず、裁縫もあまりしたことがないというときに、教えるのは教員だけれども、地域の方にもサブとして入っていただくと非常にありがたいと思います。
 また、こういう取り組みには、お母様方がお手伝いをしていただくことが多いですが、子どもたちはお父さんの存在を求めている部分があるので、おやじの会のような形でサポートしていただくと非常にありがたいです。

 

[教育委員会]

 子どもさんが卒業されても、PTAも卒業と言わずぜひ卒業後もPTAのOBとして学校を支えていただき、一緒になって子どもを育てることをお願いできたらと思います。
 学校がそういう呼びかけをしていくということが大事だと思いますし、それを後押しできるシステムも考えていきたいと思います。

 

【インターネット・SNS

[堺市PTA協議会]

 子どもを取り巻くスマートフォン、インターネットの実態については、大変大きな課題であると考えています。本市は今年度より、「ネットいじめ防止プログラム実施事業」を立ち上げて、小学校4年生と中学校1年生を対象に情報モラル授業を行っているようですが、その内容と成果についてお訊かせください。

 

[教育委員会]

 ネットいじめ防止授業については、昨年度までは中学校で実施していましたが、今年度から低年齢化を踏まえ、小学校4年生でも全校で実施しています。
 内容は、トラブルを起こさないために必要なこと、あるいは、トラブルに巻き込まれないための予防策、万が一トラブルに巻き込まれたときの対応策をメインとして色々説明しています。業者が直接学校に来て、教員や学年教員等と共に分かりやすいように子どもたちに説明しながら授業をすすめます。子どもたちに情報モラルに関する正しい知識、態度を身につけるということを目的にしています。

 

[堺市PTA協議会]

 教育委員会や学校園は、教職員にどのような研修をして、指導力をつけているのかお訊かせください。

 

[教育委員会]

 まず子ども自身が、ルールが必要であるとの観点に立ち、実のあるルールを広めていきたいという考えから、現在中学校生徒会で、スマートフォン・携帯電話のルールづくりに取り組んでいるところです。その検討会議におきましては、堺市PTA協議会、小中学校長会、堺市消費生活センター、教育委員会の代表者が参加し、意見を集約して、「まもるんやさかい」というスマホ・ネットの使用に関するルールを作成し、今年度配布予定です。

 

[教育委員会]

 私が去年4月に教育長に就任した際、共通ルールを作るよう担当課に指示したところ、「大人が一方的に押しつけるのではなく、生徒会でまず考えさせたい。」という意向が生徒指導課からありました。他市では、教育委員会やPTAが策定していることがありますが、堺市は、まず生徒会で原案を作り、子どもたちも大人も校長会も一緒になってルールづくりに取り組んでいます。私も生徒会の話し合いに参加させてもらったところです。
 大人が考えるルールと、子どもたちの自主的な行動が一つになればと考えています。重要な課題だと思っていますので、来年度だけでなく、今後も知恵を出し合いながら良いものができたらと思っています。
 このリーフレットは、小学生は夜9時、中学生は夜10時位までかな、というあいまいな設定ですが、PTAと教育委員会と校長会で明確な時間を決めた方が、保護者も家で指導しやすいと思います。これを共通のルールとするのは、やはり家庭の状況が違うから難しい話となるのでしょうか。

 

[堺市PTA協議会]

 例えば、小学生は夜9時、中学生は10時と決めるには、睡眠不足とか理由が要ると思います。そこをもっと、保護者に対して大々的に注意喚起をすれば分かってもらえると思います。
 それから、本当にルールづくりをするのであれば、なぜこういうことをしなければいけないかという理由を保護者に、きちんと周知しないと難しいかなと思います。ルールづくりは私もすごく良いと思います。

 

[教育委員会]

 三原台中学校校区が今取り組んでいる睡眠教育をルールに位置づけて、科学的な根拠を持ってやっていくということ、子どもに理解させることが必要と思います。

 

[堺市PTA協議会]

 例えば、エチケット検査の感じで、昨日は何時に寝ましたかという検査があったりしても、小学生位だったらそれが習慣づけになっていくとも思います。何かしらお友達と話せる機会が、学校でもあれば良いと思います。

 

[教育委員会]

 三原台中学校の睡眠教育の中でも、まずは生活習慣を守りましょうと。寝ないとあかんよ、ではなくて、あなたたちのことが大事だから、きちんとした生活を送っていけるように、自己点検できる、自己コントロールできる人になってもらいたいというようなことで、睡眠時間を全生徒にチェックさせます。小さい頃から自分で何時ごろ寝たとか、眠育も食育もみんな生活習慣ですので、それを保護者も子どもも一緒になった取り組みを、単に啓発ではなくて、運動として効果を上げてやっていくことが必要と思います。
 先ほどの話で、9時、10時と時間を決めてしまうことについてはどうですか。

 

[堺市PTA協議会]

 10時というのは厳しいかもしれないです。それでもやはり時間を決めて、例外もあるという方が良いかもしれないですね。

 

[教育委員会]

 子どもの生活状況は異なりますが、全部規則だから全員守りなさいというのではなく、何かするときの一つの基準として、9時、10時と設定するのはどうでしょうか。
 子どもたちの今の生徒指導上や学力の課題の基本のところに手をつけていきたいです。少し今までとは違った、「各家庭で頑張ってください。」というキャンペーンだけで終わらないようにしたいです。

 

[堺市PTA協議会]

 ネットリテラシーの向上に向けて取り組みをされている具体的な学校園等ありましたら、その内容と、上がってきた成果等お訊かせください。

 

[教育委員会]

 昨年は、生徒会がつくりあげた「いじめ撲滅宣言」を額縁に入れて、各学校に届けました。また、いじめに関しては、地域の協力を得てポスター等を貼らせていただいています。今後、もっと注意喚起に努めていけたらなと思います。

 

[堺市PTA協議会]

 睡眠に対する影響や傾向もお訊かせください。

 

[教育委員会]

 夜更かしすることによって、自律神経や脳機能が低下すると言われています。インターネットやスマートフォンをさわる時間が長くなるほど、どこかにしわ寄せがきて、睡眠が、ということになるようです。それでまた朝起きられない、朝寝坊するという悪循環が続いて、朝ごはんも食べられない、勉強したくなくなるというようなことがあるようです。三原台中学校の取り組みですが、この眠育を今年度から来年度にかけて、教育委員会も頑張ろうと思っている状況です。

 

[堺市PTA協議会]

 学校と家庭、PTAが連携しまして、それぞれの役割のもとで、「まもるんやさかい」をより実効性のあるものにしたいと考えています。子どもたちの学力とモラルの向上、心身の健やかな成長、それらを支えていきたいと考えています。

 

[堺市PTA協議会]

 最後に、権限移譲に伴う教職員の配置等について、見通しをお訊かせください。

 

[教育委員会]

 本市の教育課題は、児童、生徒の学力向上を初め、特別支援教育及び児童、生徒の指導体制の充実かと思っています。権限移譲によって、教職員の基礎定数及び本市の教育状況に応じた必要な加配定数を効果的に配置することができるようになります。本市に合った効果的な配置ができるようになり、本市の教育課題を解決し、子どもたちに質の高い教育を提供できるよう、定数の考え方について、他市や都道府県はどうしているのか聞いたり、校長教員からもご意見を聴いたりしながら、現在その定数の考え方について研究の途上です。
 同時に、教員の人件費について、財源の確保も我々は課題として取り組んでいます。

 

[堺市PTA協議会]

 学校の規模によっては、部活数が限られてきます。それに対して、先生の方も当然、相対的に少なくなることで負担がかかってしまいます。配置について、今後市の方で自由度が増すということだと思うのですが、顧問の制度を、もう少し先生の負担を減らす様な良いアイディアがあれば、将来子どもたちが、色々なスポーツに接する機会が増え、その中から羽ばたく子が出てくるのかなと思います。

 

[教育委員会]

 子どもの安全管理や指導をする部活動指導員を地域の方々が担っている都市もあります。堺は、教員が顧問として安全管理をし、そこに地域の技術指導員が支援する方法をとっています。顧問になるということは、子どもの命を預かるということであり、給与や報酬の支払いなど財政上の問題を伴います。部活についても保護者の要望が非常に強いことを理解していますが、今後短期間での制度変更はなかなか難しいです。努力していきたい課題だと認識しています。

 

[堺市PTA協議会]

 私は、SNSで各学校の取り組み等を見て、他の学校のPTAの活動を参考にしています。SNSを上手に利用して、子どもたちの相談に乗ったりするなどのシステムが今後発展していけば、と思っています。

堺市PTA協議会

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