堺市PTA協議会:平成28年度第7回堺市PTA協議会評議会を開催しました。

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平成28年度教育懇談会を開催しました。

(2017.04.13)

〈と き〉 平成28年2月6日(月) 午後1時~3時
〈ところ〉 堺市役所 高層館20階 会議室
〈目 的〉 堺市PTA協議会と堺市教育委員会が、未来を担う堺の子どもたちを取り巻く課題について、ともに取り組むために、ともに語り考える。
〈テーマ〉 「食」「子ども・教職員の心のケア」「チャレンジテスト」「堺版コミュニティ・スクール」
〈出席者〉 堺市教育委員会   10人
堺市PTA協議会   9人

 

[堺市PTA協議会]

 昨今さまざまなアレルギーが問題になっており、食物アレルギーもそのひとつです。万が一、園児・児童・生徒がアナフィラキシーショック状態になったとき、教職員がエピペンという補助治療剤を打つのを介助、もしくは打つことができるようになっていますが、いざというときのための講習を教職員に行っているのでしょうか。
 アレルギーを持つ生徒の情報がいち早く消防署に伝わるように連携をとっている市があると聞きましたが、堺市ではいかがでしょうか。

[教育委員会]

 各学校園に対して、教職員がアレルギー疾患について正しい知識を持つとともに、緊急時にエピペンを正しく使用できるように、各学校園の実情に応じて、講習会や校内研修の実施に関する通知を行い、それに基づき各学校園で取り組んでいただいています。また各学校園に対して食物アレルギーに対応するための資料の提供、講習会開催時の教材として、エピペントレーナーや、アレルギーに対する知識を深めるためのDVDの貸し出しも行っています。校内研修は年度当初に実施する学校が多いと聞いています。
 また、緊急時の対応としまして、保護者、学校医の先生や各消防署との連携が重要であることから、講習会をはじめとした連携について御協力をいただけるよう、学校医会や消防局に対して依頼を行っています。

[堺市PTA協議会]

 保護者でもエピペンを知らない人も多いのではないかなと思います。もう少し保護者にも周知したほうが良いと思うのですが。

[教育委員会]

 基本的には、エピペンはアレルギーをお持ちでアナフィラキシーショックを起こす可能性がある人に対して処方されるものであり、それについては各学校の教職員同士で情報を共有しています。誰がエピペンを持っているかは個人情報にも当たるので、言わないようにしています。

[堺市PTA協議会]

 次に中学校給食について、今年度より中学校の選択制給食が開始され、利用状況は8から9%程度と聞いています。特に問題等は情報としてPTA協議会には入ってきていませんが、トラブル等があればお聞かせください。また、中学校の給食費は、就学援助対象となっていませんが、どのようなお考えか、お訊かせください。

[教育委員会]

 中学校給食について、利用登録の申請は20%を超えていますが、実際の給食の利用率は今のところ10%を切っている状況です。このことは、11月という年度途中からの実施であったことが大きな要因かと思っています。特に3年生の利用率が低かったことが影響していると思われます。
 また、学校現場からは、小学校とは利用方法が異なる選択制の給食であり、事前登録や毎月の予約を自分で行わなければならないこと、給食費を事前に支払わなければならないことに対する負担感が利用者にあるのではないかというお声もお聞きしています。実際に利用者が予約したつもりでも予約ができていなかった、予約期限までに手続きが行えず翌月分の利用ができない等のお問い合わせが、給食開始直後にはたくさんありました。中学校給食を実施するに当たりましては、多忙化する教職員の事務負担を可能な限り増加させないということも課題のひとつでありました。徴収や未納対策に関する事務が発生しない予約システムを利用した予約方法を導入しています。それらを踏まえて、今後については利用者に対して制度の周知を図るとともに、改善できる点については改善を図りながら利用率の向上を図っていきたいと考えています。
 また、就学援助の件ですが、中学校給食の就学援助の支給対象とするかどうかについては、現在のところ課題のひとつであると認識していますが、まずは選択制中学校給食の定着が先決であると考えています。

[堺市PTA協議会]

 先ほど学校就学援助のお話等も出ましたが、昨今子どもたちの貧困問題への対策が社会全体の大きな課題となっています。社会的養護下にある子どもに対しての支援や理解は得やすい一方、潜在的な困窮家庭については、支援が届きにくい社会になっているのではないのかとも感じることが多々あります。社会的養護が必要な子どもたちを減らす抜本的な方法は、私たち保護者、学校、そして地域社会が支えていくことが何よりも大事だと思いますので、今後ともさらなる連携と御協力をお願いしたいと思います。

子ども・教職員の心のケア

[堺市PTA協議会]

 子どもたちのいじめが後を絶ちません。先生と児童・生徒の信頼関係、保護者との信頼関係の構築がとても大切なことと考えますが、スクールカウンセラーの配置、いじめアンケート等の対策以外についてお訊きしたいと思います。また、子ども同士のいじめではなくて、先生からの対応で子どもが不安になるといった報告等は詳細に情報が上がってきているのでしょうか。
 学校マネジメント支援事業の中で教職員人材育成基本方針の構築とありますが、資質能力の向上に向けて、現状の取り組み指導についてお訊かせください。
 また、逆に児童・生徒や保護者からの言動で先生方が不安になった場合は相談窓口があると聞いていますが、すぐに対応できるようになっているのでしょうか。保護者としては先生方の心のケアも大切なことだと考えています。児童・生徒・教職員、どちらの場合も迅速なケアが重要であると考えますが、現状の取り組みについてお訊かせください。

[教育委員会]

 教職員の言動や対応は、子どもたちの自尊感情を高め、人格形成に大きい影響を及ぼし、豊かな人間性を育成する上でも極めて重要な意味を持っていると考えています。
しかし、教職員の中には、学校現場にふさわしくないような言葉の使い方をしてしまう教員、例えば部活動で高圧的な言動であったり、見せしめ的な指導であったり、子どもを排除するような言動であったりというようなことについては全市校園長会で、教育長から厳しく指導するよう指示しています。
 教員一人ひとりのキャリアに応じて、また、校内の役割に応じて求められる資質・能力も違いますし、教科の専門性の向上を図るというような研修対策も必要です。今後も教師力、指導力向上にしっかり努めていきたいと考えています。
 全般的なことになりますが、いじめ・不登校等が依然として深刻な状況にあり、かつその背景が複雑化し、多様化しているという状況の中で、教育委員会としてスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの活用や、関連機関との連携をすることで対応しています。

[教育委員会]

 教職員の健康保持増進、職場環境の問題もとても大事だと考えています。特にメンタルヘルスケアに関し、初期の段階で見られる特徴、早期発見のための教職員の関わり方等の研修会を実施したり、メンタルヘルスの冊子を作成し、職場の教職員全員で活用できるようにしています。今年度は新たな取り組みとして、労働安全衛生法に基づき教職員自身のストレスへの気づきと、メンタルヘルス不調の未然防止を目的としたストレスチェックを実施しました。

[教育委員会]

 部活動については、指導のあり方の問題と、土日も含めてほぼ活動しているクラブもあり、子どもにとってスポーツ医科学の視点からも良くないとの指摘もあります。また、中学校の教諭の勤務時間がとても長くなっています。教育委員会としてはこれを放置できないので、4月から各中学校でノー・クラブ・デーを設定し、子どもにも休養はスポーツ医科学の視点から大事ということを理解してもらい、また教職員にもきちっと休んでもらいたいと思っています。

[堺市PTA協議会]

 学校の先生方の負担が多いということはよく聞くので、私たち保護者も理解を進めていかなければならないと思っています。

チャレンジテスト

[堺市PTA協議会]

 チャレンジテストについて、テスト調査結果を高校入試における評定の公平性の担保に活用するということが挙げられていますが、各中学校の内申平均点を決めることにより、本来の正しい評定を受けられない生徒がいるかと思います。
 また、勉強が得意でない生徒は、中学校の平均点を下げるという理由でテストを受けないことがあるとも聞いています。

[教育委員会]

 昭和62年には14万8,000人いた大阪府の公立中学校の卒業生は、この春7万4,000人と半分になり、少子化が急激に進んでおり、公立高校の入試制度が大きく変更されてきました。今年実施される平成29年度選抜実施要項の中に府内の統一ルールが示されていて、チャレンジテストについては、実施目的を公立高等学校の入試における評価の公平さを担保する方策の検証のために実施されるものであると考えています。入試制度については、府教育庁が判断をすることになりますが、堺市もより良い入試制度にするために、これからも要望は続けていきたいと思っています。
 絶対評価というものは、学習指導要領に示されているその学年の各教科の目標、ナショナルスタンダードに基づいた目標ですので、大きくぶれることはなく、府全体の中から外れることがないように、各学校で自分の学校の評価のつけ方をきちっと確認してくださいというのが趣旨です。

[堺市PTA協議会]

 チャレンジテストの趣旨は、生徒の学力の状況を把握することで今後の教育に生かすとなっていますが、テストの回数が多くなり、部活動ができない等といったこともあると思います。また、各学校が対策に力を入れすぎて、学校間の競争になれば、本来の趣旨から外れるのではないかと思います。

[教育委員会]

 中3なら学年末テストと合わせて、中1・中2も実力テストを実施していたものを、チャレンジテストに置きかえ実施しているということがありますので、テ ストの回数が増えるということはないかと思います。
 テスト対策のためのつけ焼き刃では、得点をとれない問題になっています。子どもたちが自分自身をうまくマネジメントして取り組んでいくことや、教職員も本当にその子にとって生きる力につながるような学力をつけていくといった先の長い見通しを持って日々の授業に取り組んでいくことが大事だと考えています。

【堺版コミュニティ・スクール】

[堺市PTA協議会]

 堺版コミュニティ・スクールは従来、堺・地域コミュニティ学校推進事業として取り組まれ、モデル校は、24年度7校、25年度14校、26年度28校、そして当初27年度には全校実施というところが、据え置きの28校と聞いています。
 現状の取り組み成果、またそれぞれの小学校区、中学校区での取り組みについても含め、お訊かせください。

[教育委員会]

 これまで28校で堺・地域コミュニティ学校推進事業を取り組んできました。実施校では、まず校長の学校運営方針を大切にし、そこに保護者や地域の方々の意見を反映させるのがそもそものねらいです。まず、学校に関わる方々に学校の教育方針、教育活動をよく理解してもらうことが大事です。そして、学校の教育目標や学校の教育方針、計画に対して御意見をいただく会議体としての学校協議会を立ち上げてもらうことが今年度の一応の目標です。
 今年、研修会を7回実施したところ、PTAの方々を初め地域の方々、そして学校関係者も含め、延べ1,000人を超える参加がありました。学校の管理職・地域協働担当教員が連携をしながら学校協議会の調整や授業の支援を行う取り組みが、少しずつ進んできていると考えています。今後、学校教育がどのような資質・能力の育成をめざしていくか、教育課程を通じて家庭・地域との連携・協働を進めていけたらと考えています。

[堺市PTA協議会]

 校区には学校コーディネーターの位置づけ、人選、担う役割等、検討課題があると思いますが、そのあたりもお訊かせください。

[教育委員会]

 まず、コーディネーターの人選は、非常に難しいと思います。地域と学校をうまくつないでもらえる、学校のことも地域のことも分かっているというような人材を発掘することが大事だと思います。
 私たちは、総合的な学力ということで、教科の学力だけでなく、もっと大きく学力を捉え、地域の中でどのように学んで、どのように発信していくかということも子どもにつける学力の一部であると思っています。そのことで地域に貢献できる次の人材を育てていくという事も非常に大事だと思っています。

[堺市PTA協議会]

 何かしらお手伝いをしたいが、自治会にも入っていない、子どもが学校園に在籍していない、ホームページも見ないという人が近くに実際にいます。

[教育委員会]

 堺版コミュニティ・スクールは学校教育部が所管している事業ですから、今のところ学校を通じて地域に働きかけることしかできない状況です。もっと広く広報活動できたら良いのですが、まずは学校から少しずつ広めていく事が必要だと思います。

[堺市PTA協議会]

 小学校区と中学校区にコミュニティ・スクールが設置されますと、違いも出てくるかと思うのですが。

[教育委員会]

 例えば、さつきの学園・大泉学園は、PTAも学校協議会もひとつです。どこまで統合できるかわかりませんが、本来は大きな枠組みとして共通の学校協議会としていくことが一番望ましいと思います。例えば、中学校区には健全育成協議会という組織がありますが、そことの整合性も考えていく必要もあります。将来的には健全育成協議会のように、大きくひとつにしていくことが小中一貫教育を進める上で非常に大事だと思います。

堺市PTA協議会

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