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堺市PTA協議会 役員だより

3行詩

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5月9日 佐村木 正和

東北訪問
 大阪府PTA協議会は、毎年2泊3日の日程で東北を訪問して、現地のPTA協議会の方々と交流し、多くのことを学んでいます。私は、1年目と3年目の今年4月の2回参加いたしました。1年目には、まだ、瓦礫や車、船など多くのものが山高く積み上げられていましたが、3年目の今年はそれらのものは片づけられ、仮設住宅や復興住宅の建設が進み、一定の復旧は進んでいるように思いました。

 福島では、相馬市飯豊小学校の高橋校長とPTA会長、役員の方に一緒にバスに乗って案内していただきました。飯豊小学校には校門のところに門扉がありません。裏門と思われるところにもなにもありません。運動場の奥に遊具がありましたが、その奥は、お隣の家の畑がフェンスもなく学校と接していました。その後、小高い山の上にある磯部小学校に行きました。小学校に行く坂道の下には、何百の家々があったであろう広大な空間が一面に広がっていました。この磯部小学校にも門扉はありませんでした。高橋校長は「この辺の学校には門扉はないよ。家を出る時も家の鍵を締めないし。」と言われました。高橋校長は地震発生の時は、近くの海のスポーツセンターに勤務されていて、この磯部小学校に歩いて避難してきたそうです。学校に多くの人が避難されて来ました。その多くは、先生や子どもたちと顔馴染みで、子どもたちは先生と地域の方々に囲まれて最初の夜を過ごしました。水も電気もない夜に、近所の人が水やローソクなどを持ち寄り、子どもたちに声をかけて、励まし合ったそうです。子どもたちは、家族の行方がわからない不安を抱えながら、誰一人として泣かなかったそうです。

 大阪では、13年前の大阪教育大学附属池田小学校の痛ましい事件の後、門扉をしっかり閉じてインターホンで外部とやり取りするという、ある意味地域から隔離するようなやり方を進めてきました。この閉鎖的な管理方法が果たして最善なのか再考を迫られているように感じました。学校は災害時に避難所となります。多くの被災者がやってきます。私たちPTAは、地域のコミュニティーと日頃から強く連携して、学校の先生と共に発災直後の初動の中心的役割を果たす必要があります。いざという時にどうするかを豊かな想像力をもって考えておく必要があると思います。

 単位PTAだけでは今回のような交流は成し得なかったでしょう。都道府県や市町村のPTA協議会の繋がりが大きく機能したことを実感しました。私たちは、今後もずっと東北に関心を持ち続け、情報発信のお手伝いもしながら、情報を共有していく必要があります。できれば直接お会いして話を聞いて相槌を打ち、人間の心の交流を深めていくことが大切だと思いました。

堺市PTA協議会 会長 佐村木 正和

 

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