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堺市PTA協議会 役員だより

3行詩

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6月6日 太田 宏司郎

27年度総会でのご挨拶
皆さんこんにちは。26年度、会長を務めさせていただきました太田と申します。総会の開会にあたり、少しご挨拶をさせていただきたいと思います。

 本協議会の活動につきましては、このあとの26年度の議事の中でも報告がありますが、大切な活動のひとつに教育懇談会というものがあります。これは年に1回、毎年2月ごろに、私たち堺市PTA協議会と教育委員会が、予め私たちが決めたテーマに基づいて意見交換を行う会です。2時間という限られた時間の中で、あまり多くのことを話し合えるわけではありませんが、26年度は「防災・防犯」「スマホ・SNS」、そして「学校図書館」という3つのテーマで話し合いを行いました。それ以外にも、中学校給食が始まることや、高校入試制度が変わっていくことなど、話し合うべきテーマに事欠かない1年だったように思います。

 そして、これらのテーマ・課題に対して、何かもっと、私たちPTAに出来ることはないだろうかと、私はこの1年間、本協議会の会長を務める中で、ずっとそのようなことを考えてきました。しかし、現実問題としてその一方で、そのような精力的なPTA活動を考える以前に、PTAを存続させるので精一杯、特に子どもの数が減少し、1学年ひとクラスといった規模の小さな小学校では、PTA役員のなり手がいないという問題に直面されているわけです。

 そこで、各学校園ではどのようにしてPTA役員を選出しているのか? その苦労の実態を把握し、そして何か工夫されているアイデアがあればと、各学校園にご協力をいただいて、「PTA役員の選出について」というアンケートを実施させていただきました。いつもこのようなアンケートの結果は、本協議会のホームページの、「お役立ち情報」というコーナーで紹介をしているのですが、この「PTA役員の選出について」は、
誰でもが見ることのできるホームページでの掲載は避け、今日、プリントとして配付をさせていただきました。回答をいただいた学校園の名前も伏せさせていただいております。工夫というよりも、苦労をされている現状の回答がほとんどですが、ご参考にしていただければと思います。

 さて、PTA役員のなり手がいないというネガティブな話とは逆に、学校や子どもたちのために、なにか新しい取り組みができないかという意欲的なPTAの方に、その取り組みの一例として、「学校図書館」のことについて少しお話をさせていただきたいと思います。校長先生方には釈迦に説法とりますが、PTAのみなさんには、この「学校図書館」の重要性と現状についても、知っておいていただければと思います。

 子どもたちにとって読書とは、読解力を養い、知識を得ることだけではなく、豊かなこころを育み、そして「調べて学習する」といった自ら学ぶ力を育成する、まさに堺市が目指す「総合的な学力」の向上につながる大切な活動です。では、大阪の子どもたちは、どの程度、読書の習慣が身に付いているかと言うと、それを図る読書率という指標がありますが、大阪府の小学生、中学生ともに、この読書率は残念ながら全国で最下位です。

 またその一方で、学校図書館、つまり小学校、中学校の図書室の状況はどうかと言いますと、図書館の職務を専門で行う学校司書の配置におきましても、また蔵書の数に関しましても、堺市は遅れていると言わざるをえません。この状況は今に始まったわけではありませんが、学校図書館法の改正により、今年4月より学校司書の配置が、自治体に対して努力義務化されました。この機会に、なんとか今の現状を打開できないか、と思うわけです。

 全国で学校司書がいる小学校中学校は、まだ全体の半分という状況からこの学校図書館法の改正に至ったわけですが、堺市は学校司書がいる学校は、4校だけです。今年度はそれが7校になると教育懇談会の中でお聞きしましたが、いずれにしても、まだほんの一部でしかありません。思うように予算が付かない状況の中でも、蔵書の数を増やしていただいたり、図書館サポーターの数を増やしていただいたりと、教育委員会も最善を尽くしてくださっていますが、全校に学校司書がいるという理想には、まだまだほど遠いのが実際のところです。

もちろん私たちとしても、全校への学校司書の配置を望むところですが、学校司書がいなければ何もできないのでしょうか?! PTAにも何かできることがあるのでは、と思うわけです。ある中学校の校長先生は、本は結構たくさんあるが、それを整理して、貸出をできるようにする人手が足りないと仰っていました。本を整理する、バーコードを付けてデータベース化する、傷んだ本を修理する、本棚に本を並べる。なにかPTAにもできることはないのだろうかと思うわけです。

 このような現状の中で、堺市でも、学校図書館の活性化に大変力を入れておられる学校があります。例えば北区のある小学校では、25年度、全校あげて「図書館改造計画」という素晴らしい取り組みをされました。この学校にも学校司書はいませんが、PTAと学校が一緒になって取り組むことで、立派な成果をあげておられます。

 役員の確保に四苦八苦なPTAがある一方で、このように学校と協力をして、先進的な取り組みをされているPTAもあるわけです。校長先生からPTAに対して、新たにPTAの仕事が増えるようなお願いは、なかなかしづらいと思いますが、普段から学校とPTAが良好な関係を築いているからこそ、このような取り組みができるのだと思います。この学校図書館の活性化はほんの一例に過ぎませんが、大変重要なテーマだと思いお話をさせていただきました。子どもたちのために何か新たな取り組みを!という意欲あるPTAは、しっかりと学校と相談をしながら、この1年、ぜひ精力的に活動をしていただきたいと思います。
 最後になりますが、今後とも本協議会の活動に、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、私の挨拶を終わらせていただきます。ありがとうございました。

堺市PTA協議会 会長 太田 宏司郎

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