日本PTA全国研究大会 京都大会 参加報告(その3)
(2012.09.10)
理事 土山健史
第5分科会 地域連携
8月24日の一日のみの参加でしたが、京都府PTA協議会 京都市PTA連絡協議会をはじめスタッフの皆さんの熱い思いが伝わった大会でした。
狂言師茂山七五三(しめ)さんによる基調講演では、実演を交えて狂言の歴史や能との違いを分かりやすく講演されました。また、多数の面を持参していただき実見できたことは大変良い機会となりました。さらに対談形式で、七五三さんの生い立ち、子ども・孫さんの育て方や接し方、そして地域の関わり方についてのお話がありました。狂言師の子として生まれ育ち、プロになるまでの経過そしてその後について、師匠である父の人間国宝4世茂山千作、弟子の子・孫との関係・接し方を話していただき、参考となりました。また地域との関わりについては、古くからの繋がりを大切にしていることが印象に残りました。
地域連携の実践報告・研究討議では、京都市5校種(幼・小・中・高・総合支援)連携によるPTAフェスティバルの事例や広報新聞の作成活動を通じた地域連携の報告並びに校区を超えたNPO法人やおやじの会の活動報告や、活動を通じた地域の関わりについての討議がありました。
森脇健児さんを交えた研究討議では、親子のあり方や地域との連携にあたっては「わくわく」感をもって接し、活動することの大切さを学びました。
最後に東日本大震災の現状報告もあり、非常に感銘を受けるとともに参考となり、有意義な一日を過ごすこととなりました。