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堺市PTA協議会 協議会の活動・概要

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平成30年度 教育懇談会記録

平成30年度 教育懇談会記録

〈と き〉

平成31年2月6日(水) 午前10時~正午

〈ところ〉

堺市役所 高層館20階 会議室

〈目 的〉  堺市PTA協議会と堺市教育委員会が、未来を担う堺の子どもたちを取り巻く課題に対する取組についてともに語り考える。
〈テーマ〉

「防災」
「支援が必要な子どもへの対応」
「プログラミング教育」
「学校へのスマホ持ち込みに対する考え方」
「公立幼稚園への今後の対策」

〈出席者〉 

堺市教育委員会   12人
堺市PTA協議会   8人

 【防災について】

[堺市PTA協議会]

現行の基準に適応していないブロック塀はどのような計画で対応していますでしょうか。また、ブロックを撤去し軽量なメッシュフェンス等に改修されるとのことですが、プライバシーの観点から危険性についての考えをお聞かせください。
[堺市教育委員会]
2月1日現在で42校園がブロック塀の撤去を完了しており、残り38校園も今年度中に撤去が完了する予定です。撤去した学校園については、来年度にメッシュフェンスで復旧する予定です。
防犯上の観点及び開かれた学校づくりの観点から、メッシュフェンスにすることで、見通しを確保することとしております。なお、ブロック塀がプールの目隠しとなっていた箇所や民家と接している箇所については、目隠しフェンスで復旧する予定です。

【支援が必要な子どもへの対応について】

[堺市PTA協議会]
介助員の人数が不足しており、各学校が要望を出しても必要な人数を確保できていないという声を聞きますが、介助員の配置はどのように決められているのでしょうか。
[堺市教育委員会]
介助員の配置は、各学校の支援学級の状況、在籍児童生徒の人数、障害の状況、支援学級数などを把握し、予算の中で配置しております。
[堺市PTA協議会]
年々増加傾向にある支援学級の生徒数に対して今後、介助員の人数をどのように確保していくのかお聞かせください。
[堺市教育委員会]
2020年度より、会計年度任用職員制度への移行に伴い、今後も各学校の実態把握を行い、支援教育サポーターや合理的配慮協力員等の配置も含め、学校全体で進める障害のある児童生徒の支援につながるよう検討してまいります。

【プログラミング教育について】

[堺市PTA協議会]
小学校でのプログラミング教育とは何を学ぶ教育なのでしょうか。
[堺市教育委員会]
小学校の新学習指導要領では、小学校段階における学習活動としてプログラミングに取り組むねらいは、プログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技能を習得したりといったことではなく、プログラミング的思考(論理的思考力)を育むとともに、プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータをはじめとする情報技術によって支えられていることなどに気付き、身近な問題の解決に主体的に取り組む態度やコンピュータ等を上手に活用してよりよい社会を築いていこうとする態度を育むこと、さらに、教科等で学ぶ知識及び理論等をより確実に身に付けさせることにあると示されております。
[堺市PTA協議会]
パソコンの無い家庭の子どもでも自宅で学べる内容となっていますか。
[堺市教育委員会]
家庭の環境に左右されることのないよう、小学校における学習環境の中でプログラミング教育を学べるよう、教材教具等については教育委員会で整備いたします。また、学習内容については、導入当初は全市統一のカリキュラムを教育委員会で提示いたしますが、いずれは各学校において教科等に関連づけられたプログラミング教育が実施されていくことになります。
[堺市PTA協議会]
多忙な教師に対する、ITの教育はどうなっているのでしょうか。
[堺市教育委員会]
2020年からのプログラミング教育必修化に向けて、教員研修の充実が重要であると捉えております。研修を実施するにあたっては、プログラミングの習得のみに陥らないよう留意し、プログラミング教育の目的を周知するとともに、プログラミングを通して、本来の各教科等のねらいを達成するような研修の充実を図ってまいります。

【学校へのスマホ持ち込みに対する考え方について】

[堺市PTA協議会]
2019年度より、大阪府の公立小中学校はスマホの持ち込みが実質的に解禁となりますが、堺市も持ち込み可能という判断となるのでしょうか。
[堺市教育委員会]
新聞報道において、大阪府教育庁が2019年度から、政令市を除く公立小中学校で児童生徒のスマートフォンや携帯電話の持ち込みを認めることを決めたといった報道がありました。昨年末に大阪府・大阪市とも情報共有しており、府がガイドラインをつくりスマホの持ち込みの判断は各市町村でするというのが現状です。
本市としては、現在のところ、平成21年文部科学省からの通知に基づき、「携帯電話の小中学校への持ち込みは原則禁止」と考えております。ただし、これまでも、通学時の安全確保等やむを得ない事情がある場合は、個別に対応するよう、小中学校に通知しております。
[堺市PTA協議会]
文部科学省がスマホ・携帯の持ち込みは原則禁止としていても、スマホが原因のいじめや事件などのトラブルが発生しています。スマホ等を買い与える親としての立場では、現場の教員に苦労させないよう、教育委員会と連携して小中学校のスマホ問題を取り組みたいと思いますが、教育委員会は現状どういった認識をされているでしょうか。
[堺市教育委員会]
スマートフォン等を介したいじめやトラブルについては、各学校で解決に向け取り組んでいただいているところですが、解決が困難なケースについては、市教委に報告があり、連携して解決に取り組むケースもあります。
市教委としましては、全中学1年生、全小学4年生を対象に「ネットいじめ防止プログラム」を実施し、ネットいじめを中心にインターネット利用時の注意点について指導しております。また、スマートフォン等を介したいじめやトラブルの未然防止については、子どもが問題を主体的にとらえ、自ら考えることが大切であると捉えております。
また、生徒会で話し合って作り上げたネットに関するルールをもとに、リーフレット「スマホ・ネットルール5『まもるんや さかい』」を作成し、本市立学校園に通う全ての子どもたちに配付するなど、堺市PTA協議会とも連携し、ルールの定着に向け啓発を進めております。

【公立幼稚園への今後の対策について】

[堺市PTA協議会]
公立幼稚園では園児が減少していますが、3年保育や預かり保育があれば公立幼稚園に入園させたい、という意見を保護者からよく聞きます。2年保育で9:00~14:00は時代のニーズに合っていないと思われますが、今後、公立幼稚園をどのようにしていこうと考えられているかお聞かせください。
[堺市教育委員会]
公立幼稚園での3歳児保育と預かり保育の実施については、待機児童解消に向けた手法の一つとして捉えておりますが、給食や保育時間など保育所等との制度の違いや、人員体制などに課題もあり、効果的な施策について総合的に考えていなかければならないと認識しております。
現在、本市におけるすべての幼児に対する幼児教育の一層の充実を図るため、公立幼稚園のあり方も含め、幼児教育の基本的な方向性の検討に着手しているところです。
[堺市PTA協議会]
小学校では安全管理員さんが門のところに常駐しているが、小学生より年齢の低い幼稚園に安全管理員が配置されていないのはなぜですか。また、幼稚園は職員の数も小学校と比べると圧倒的に少ない上、園舎も老朽化や外から子どもたちを守るという面からも保護者から不安の声が上がってきています。子どもたちの安全対策についてお聞かせください。
[堺市教育委員会]
幼稚園では、不審者の侵入等、園児の安全確保のため、あらかじめ大阪府警に各幼稚園の住所・電話番号を登録し、園内の非常ボタンを押すと、警察が緊急出動する「110番緊急通報装置」を設置し対応しております。
装置本体は職員室に設置するとともに非常ボタンは本体とは別に園内の3箇所に設置し、監視カメラ・モニター付きインターホンや門扉のオートロックなどとともに運用することにより、より幼稚園に適した安全対策を採用しております。
[堺市PTA協議会]
公立幼稚園では、絵本の部屋にある蔵書が少なく、その多くがとても古く修理しているのが現状です。大型絵本も少ないと感じます。豊かな心や想像力を育むためにも、幼児期から学力の基盤となる読書習慣をつけさせたいと思いますが、図書費を増やすことは出来ないでしょうか。
[堺市教育委員会]
学校図書費については、毎年、必要な額の予算措置を実施しており、園では、予算の範囲において、選書を行い必要な図書の購入をしております。購入した図書について、どの教室に配架するかは園の実情により、絵本の部屋だけではなく、各教室や職員室での配架も行っております。新しい絵本は職員室で管理し、読み聞かせのときに持ち出すという対応をしている園もあると聞いています。
今後も、園のニーズに応えられるよう、適正に予算措置してまいります。
[堺市PTA協議会]
幼稚園にも支援を要する子どもが少なからず在籍します。幼稚園のインクルーシブ教育をめざす中で、基礎的環境整備および合理的配慮として堺市のお考えを教えていただきたい。また、具体的なお願いとして介助員や養護教諭、看護師等の配置を増やしてほしいと思います。
[堺市教育委員会]
インクルーシブ教育をめざす上では、子どもたち一人ひとりが多様であることを前提に、障害の有無に関わらず、個々のニーズに合わせて教育・保育を実施し、障害のある子どもとない子どもが共に学ぶ環境や仕組みが重要と考えております。
「基礎的環境整備」の中で、特別な支援ではなく、あたり前にある支援「ナチュラル・サポート」を充実させることが、全ての子ども達にとって、わかりやすく安心できる支援に繋がると考えております。
介助員の配置については、各園の状況を把握し、園全体で進める障害のある幼児の支援につながるよう検討してまいります。